父と娘

最近、同じ年の友達との会話がかなりハードになってきてる。
キーワードは「保険」とか「親」とか。
この年だし、親はもう老後という域に達してたりするから。
亡くなってたり、病気になってたり…とみんなそれぞれ
抱えてる。そして、それらを抱えてる子はみんな独身。
あたしはどうなの？って思い、昨夜両親に電話してみた。
正月に会ったきり、電話はその後1回しただけ。
不安になったので。

電話に出たのは父。娘だとわかるなり「どうした？金か？」と、
先制パンチをくらう。失礼な…。
ちょろっと話して母に代わってもらう。
保険の話や、周りで起こっている出来事を聞いてもらう。
「あんたの周り暗いわね」と言われる。確かに。

いつもならそのまま電話を切るのだが、昨日はなぜか
母がもう一度父に代わると言う。
何か話でもあるのかと思いきや、父が「若いコ紹介してくれ」
などとぬかす。「よく行く飲み屋のオネーチャンは20歳だ」
と嬉しそうに話してた。バカオヤジ…。
「あたしより若いコに手をだすのは勘弁」と言っておく。
ほんで「逆は嫌やろ？あたしがお父さんより年上の人と結婚
するって言ったらどーよ！？」と言うと、父は真剣な声になり「それはお前が決めることやし俺は何でも構わん」と。
「ただ50歳の人と結婚して、すぐ子供ができても、20歳になった時、相手は70歳だということをわかっておけ」
「お前の気持ちがあれば、相手がどういう人でもいい、人種や学歴などは一切関係ない」と言う父。
そうだった…父はそういう人だった。
父親に甘えた記憶などナッシング。
厳しい人だった。大人になって、やっと会話できるようになったんだっけ。よくある仲の良い親子、というものが信じられない私。
結婚願望もない。
ちょっと複雑な家庭環境で育ったせいか…。
それでも「明るい家庭」など夢見たりすることもある。

そんな私が最近思う。
親を安心させたい＝やっぱ結婚？？　なんて。
とりあえず「35歳ぐらいまでには寿をめざすわ」と宣言しておいた。
「期待せずに待ってる」と父。

ホント、期待しないで。。。

なんせ今、娘の頭の中は「通勤用に新しいバッグ欲しい」なんてこと考えてるし。
はぁ〜。こんな娘でごめんよ。